1. 交換に必要なものを準備します
お湯、石鹸または弱酸性洗浄料、ガーゼ、タオル、剥離剤、ティッシュまたはキッチンンペーパー、ごみ袋、新しいストーマ装具(フリーカットの装具を使用されている場合はストーマのサイズに面板を切っておく)
お湯、石鹸または弱酸性洗浄料、ガーゼ、タオル、剥離剤、ティッシュまたはキッチンンペーパー、ごみ袋、新しいストーマ装具(フリーカットの装具を使用されている場合はストーマのサイズに面板を切っておく)
皮膚と面板の間に指を入れ、皮膚を押さえるような形でゆっくり装具を剥がします。
勢いよく剥がしてしまうと皮膚を傷つけてかぶれの原因となります。面板が剥れづらい場合は剥離剤を使用してやさしく剥がしましょう。
ストーマの周りの排泄物をテッシュやキッチンペーパーで拭き取り、よくあわ立てた石鹸でストーマの周りの皮膚を優しく洗いシャワーで流します。
石鹸が皮膚に残っていると、皮膚が荒れたり、装具がうまく貼りつかない原因となります。
洗った後は、乾いたキッチンペーパーで押さえ拭きして皮膚の余分な水分を取り除きます。
ドライヤーの使用は、皮膚や粘膜を傷めるため絶対に使用しないでください。
面板の穴の中心がストーマの中心に来るようにします。ただし、ストーマをしっかり見ようと背中を丸めると、お腹にシワができてしまうため、背筋はピンとしてお腹にシワがあるようなら、手でのばしながら貼り付けましょう。
面板は体温でくっ付く力が強くなりますので、装具を貼った後は2~3分押さえると密着が良くなります。
また、皺やたるみをきちんと伸ばして貼らないと便漏れの原因となります。
この時、汗をかいたままや濡れた状態で装具を貼ると密着が悪くなるので、体のほてりが冷めるまで待って皮膚が完全に乾いてから装具を貼ります。
また、冬など気温が低いと装具が肌になじむまで時間がかかるので、あらかじめ暖かいところで常温にしておくとなじみやすくなります。
※単品系は貼ってしまうと、排出口の向きを変えることができないので注意してください。
交換の目安は各社の装具パンフレットに、毎日用や3~5日用、7日用など表示されていますので参考にするとよいでしょう。個人によって発汗量や便の状態によって交換の個人差があります。排泄物が漏れずに貼れるだけでなく、排泄物から皮膚を保護できる自分にあった交換の間隔を決めましょう。
装具はビニール扱いで廃棄します。それぞれの自治体により規定が異なります。廃棄する際には、装具中の排泄物をトイレに流して、ごみ袋の空気をきちんと抜いて捨てましょう。